放射線療法
射線治療(放射線療法)は局所療法ですね。癌(腫瘍)のある部分だけに放射線を当てます。これが、抗がん剤治療(化学療法)との大きな違いなんです。というのも、抗がん剤は全身に作用しますから、癌細胞以外にも抗がん剤の作用が及ぶわけです。つまり、副作用が大きくなるんですね。放射線治療の場合は局所療法なので、正常組織の副作用は基本的には放射線を照射された場所でしか生じないのです。これが全身療法であり、全身に副作用が生じる化学療法(抗癌剤治療)とのいちばん大きな差になっています。ところで、放射線治療の正常組織の反応としては、放射線の照射中に起こる急性反応と、治療が終わってからの晩期反応とがあります。急性反応は、主に粘膜や上皮細胞の障害です。照射した皮膚の灼熱感や発赤、胃・消化管粘膜炎による吐き気や嘔吐などです。ほとんどの症状は、一過性だそうです。また晩期反応は、放射線治療が終了してから6ヶ月〜数年たった後に出るといいます。主な症状として、間質細胞・血管内皮細胞の障害があります。なお、乳がんの放射線治療(放射線療法)は、外科手術や化学療法、ホルモン療法などと組み合わされることが多いです。

